ミドルセックス
Middlesex is an extremely well written novel based on gender confusion and the fascinating recount of the history of a family. This book kept me reading during my every free moment, even when I had the opportunity to read one or just a few pages. This is a great book which any reader will have difficulties putting down for a moment.
豊穣な物語世界を堪能した。これぞ小説を読む醍醐味というものだ。アメリカに渡ってきたギリシャ系一家の三代にわたる長い歴史。ユージェニデスは、そこに近親婚と両性具有という稀有な、それでいてかなり魅力的な題材を盛り込んで、今までにない壮大なサーガを描き上げた。
驚くほど遠まわしな表現がえんえんと続くのは、やや閉口する。いくら文学的で美しい描写でも、語彙の多い表現能力の高い日本語への翻訳はなかなかなじまない。
これがフィクションとは俄には信じられないほどに、
アメリカはいろいろな人種が集まってひとつの国家となっている。それぞれの祖先の歴史はどれも面白い。でも人の死や葬式に付いてはどの国民も同じなんだなと思う。人間であるという事に,男であろうと女であろうと生きていく上でそんなに重要な事じゃない。性転換の必要性を持った人に対する理解を深める事が出来た。「カル」が菊地さんと恋に落ちてうまく行くと好いなと思う。蛇足ながら筆者は少なからず日本に対して友好的だなと感じた。文章も面白かった。 |
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