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愛しすぎる女たち

愛しすぎる女たち

人気ランキング : 20,041位位
定価 : ¥ 1,000
販売元 : 中央公論新社
発売日 : 2000-04

価格 商品名
¥ 1,000 愛しすぎる女たち
よく当たる占い師と対話するようでした

私自身はアルコール依存症の家庭で育った訳ではありませんが、何らかの形で家族関係すなわち人間関係の基本を学ぶ初期過程で躓きを経験している者にとっては、一度、自分がこのケースに該当するのではないか?と疑って手に取ってみて良い本だと思います。よくある癒し本とか、宗教みたいに「〜すれば幸せになる」みたいに根拠の洞察が無いような本は「お喋りをそのまま本にしたジャンク本」と思うのですが、これはケースを中心に(つまり論理ばかりコテコテの学術書よりも読みやすく)、どうして「不幸好きな恋愛感情」を好んで持ってしまうのか?に対する一つの仮説を提示しており、読む時間が惜しいとは思いませんでした。
お奨めの際のワタシ的なキーワードとしては、「相手が幸せが私の幸せ/相手を幸せにするという行為に依存する」「役立ち必要とされる事が私のアイデンティティ/あの人の役に立ちたい」「相手にどんな扱いを受けてもこんな私だから当然」「自分は愛されるような人間ではない」「私は結構しっかり者」「苦労性/貧乏性/逆境好き」・・・・以上に該当する方は、こんな仮説もあるのかと読んでみて損はないと思います。(私は古書店で105円で買ってしまったので、お得感倍増でした)
こういう女性が、マズイ事に「そうした女性を好む男性」と出会った場合、破局か維持&悪循環というシナリオがまた重要です。
ただし、これも(有効な)仮説の一つ。自分の中に起こる出来事はいつもオリジナルだという点は、こうした類の本を読む時に心に留め置くべきとも思います。与えられた仮説で自分の思考に目隠しをして、パリッと方向転換して幸せになるもよし、トコトン不幸を味わい理解して、自分で答えを見つけて這い上がるもよし。

関係依存で底をついた事を気づかせてくれた本

私がACを自覚し、その問題に向き合って12年が経とうとしている。12年前この本を読み、それまでも「ニューエイじームーブメント」などの本に自分のなんとも言葉に形容できない辛さをどうにか原因を探り希望を持ちたいと願っていた。最初この本が書店で平積みになっているのを見た時直感的に「近づいては駄目だ」と思ったのを覚えている。そしてその本達を迂回するように書店を散策していた私がとうとう底を付きどうしようも無くなった時、図書館で手にしてのが、この本だった。今までの私のモラトリアムな気持ちを本書の中では=生きづらさとしていた。そして、自分が女性である為に摂食障害を繰り返さなければ愛されないと思っていた事、自分が必死で世間の求める女性像とそれ以上に人を愛し過ぎる傾が強い事、そして、家の台所を半分以上占めていた、母親の飲酒の足跡であるビール瓶を見て、自分が今まで否認し続けて来た事が何だったのかを知った。私が回復に繋がる為に踏まなければ行けなかったステップの1つとして本書との出会いがあった。否認と自己否認とそして、それを支配しようとする原因を追及し、その事実を暴き出すのに協力してくれた名著である。

まず、

一番驚いたのは、この本が昭和63年にすでに発行されていたということです・・。もっと早く出会いたかった本の一つです。
内容的には、今まで読んだ中で一番自分の症例に近いかなという気がします。今まで、自分は恋愛依存症、だと思ってたのですが、どうやら恋愛中毒、のほうだったようです。相手に酷いこと(暴力等)されても別れられない、という方は、依存症の類だと思いますが。
相手からのメールや電話が来ない時の落ち込み方が普通ではない、常に相手の行動に集中しそれに対して一喜一憂する、嫌われたくないがためにSEXをする、などなど。苦しい恋愛をしている方は一度読んでみたほうが良いと思います。
愛情不足で育った子供が、大きくなって恋愛したときにどのような症状が起こるのか。育ってきた家庭環境が、ここまで恋愛に響いてくるとは・・。これに気付くまで、本当に苦しかったです。気付いてからもまだまだ道は長いですが、やっと今までの恋愛パターンから抜け出せそうな気がしています。

悪い男に騙されないために

 友人から姪が悪い男に騙されていると聞いた。よく聞いてみると彼女は自ら進んで彼のために自らサラ金からお金を借りて貢いでいたことがわかった。問いつめると「愛しているから。」とだけ答える。「騙されているんだ。」といくら言っても聞かない。彼と会って一緒に話しをしようと約束したその日に彼は蒸発。彼を彼女に紹介した友人を呼びつけ、友人の口から「騙されてるのに気づかなかった?」で目が覚めた。彼女のその時の表情は青ざめ、呆然としていた。札付きのワルの彼のために失ったものはお金ではなく、時間とプライドだろう。『愛しすぎる女たち』をプレゼントして数日後、「もっと早く読んどけばよかった。」今、彼女に彼の影はない。

有名すぎるぐらいの名著

愛することに疲れたり、愛されることに疲れるとき、それはもう愛ではない。
出版から時間は経ったが、アルコール依存や共依存、DV、機能不全の家族の問題を考える一助になる、重要な視線を提供してくれる本である。
この一冊にこめられた豊富な情報量は、翻訳の硬さもあって、一般向けというよりは専門家向けかもしれない。
むしろ、カップルの問題を扱う専門家には必読であってもらいたい。

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